カシオの電子辞書を長く使っており、韓国語モデルは5~6台あります。辞書がたくさんあっても、レベルアップするわけではないのですが、なぜか買ってしまう・・・若い人はスマホの翻訳ソフトで済ます人が多いですが、昭和世代は辞書で確認しないと気がすまない(^^;
そこで、XD-Y7600という辞書についてですが、カシオの場合、7600がハングルキーボードの韓国語モデルを表しており、数字の前のU、K、Y、G、Z、SRが世代になります。SRで7600シリーズが終了になっているので、寂しい限りです(760というミニタイプは残っている)。
XD-Y7600は、辞書ソフトは申し分ないですし、レスポンスもよく、キーボードも大きくて打ちやすく、辞書切り替えもスムースで非常に使いやすく気に入っているのですが、このYシリーズには重大な欠陥ともいえる弱点があります。
外装があまりにも弱すぎること。玉子の殻というか、最中の皮とでもいいましょうか、明らかに素材の強度が弱く、落とせばもちろんアウトですが、特に何もしなくても、気がつけば割れている。軽いのですが、軽量化が仇になったんでしょう。素材の選定を誤っているとしか考えられません。他のブログで同じ例を見かけましたが、やはりYシリーズの白でしたので、白の素材が特に駄目なのかもしれません。
そもそも電子辞書は、「金庫に仕舞っておく」ものではなく、携帯することを前提にしたものですので、これほど強度が弱くては話になりません。10年以上前から使っているUシリーズやSWシリーズの古い機種は、コンクリート床への落下や踏みつけるなど激しい衝撃を与えることさえしなければ、当然ながら外装が壊れるなどということはありませんでしたので、今も上等に使えています。Yシリーズの外装の強度不足はリコール対象レベルだと思います。
昨年10月、あまりにひび割れがひどいので、カシオテクノに修理に出しました。修理費用がプラの外装ケース交換で約1万円。高いなあと思いながらも、仕方がないので修理して、それからはショックを与えてはいけないと、細心の注意をはらい、ほとんど使わず、常にハードケースに入れ、もちろん落としたこともありませんでしたが、それから5ヶ月、ふと気がつくと、またヒビが・・・
カシオの修理は6ヶ月以内の同一箇所は修理保証対応となっているので、その旨を記載してカシオ側に送りましたが、「外的要因」は「修理保証に該当しない」という理由で、再び約1万円の修理費を請求されました。これには納得いかず、やりとりをしたあげく、保証対応してもらえることにはなりましたが、直してもまたすぐ割れるんだろうなと思うと、気分は重いままですね。
おそらく、Zシリーズ以降は素材が改善されていると思われますが、Yシリース(特に白)を中古などで購入される方は、気をつけたほうがいいです(Yと近いKやGシリーズはよくわかりません)。中身は良い辞書なので残念ですね。ハングルキーボードの7600はもう販売されていないので、自分はもう日本版カシオの電子辞書を買うことはないと思いますが(一定慣れてくると韓国版の辞書でことが足りる)、この問題は7600だけでなくYシリーズ全体の問題だと思いますので、ご注意ください。カシオには素材を改善した対策パーツでの修理対応を求めたいです。
写真は修理後、再びヒビ割れが生じた外装