2009年 02月 14日
神慈秀明会 |
自民党の国会議員が神慈秀明会からの献金を届けていなかったという報道があった。
自称・新興宗教評論家のワタクシとしては、無届けもけしからんが、カルト教団の役員をしたり信者から巻き上げた金の一部をキックバックされていたという事実だけで万死に値する。
神慈秀明会といえば、手かざし。浄霊。かつての大学構内や繁華街、都会なら駅前、高知なら帯屋町や枡形のサニーの前とかに地味な服装の若者が一人で(男女を問わない)ポツンと脇にはアンケートかなんかのバインダーを抱えていた。
「あなたの幸せのために1分間祈らせてください」みたいに同世代の若者に声をかけ、対象者を街中で瞑想させ、手をかざす。念仏は言ってなかったと思うが、確か「盟主さまありがとうございました」などと何回も言わせていたような気がする。
これにひっかかると通行人の注目をあびて、すごく恥ずかしい状態になるのだが、気の弱い人は断れない。これをきっかけに、「手をかざしたら何か感じませんでしたか?」ときて、悩みや病気が治るみたいな話をして信者にひきこんでいく。実は、自分は一度も手がさしをしてもらったことがない。功徳があるならやってほしいと以前から思っているのだが、なぜか自分のところにはよってこない。家族には結構くる。家族曰く、「あんたにはいじめっ子的オーラがただようちゅうがよ」・・・。
手をかざしているだけならいいのだが、強引な献金システムで被害が頻発している。政治家がそんなところから金をもらってよいわけがない。ひょっとすると、もともとあちらの方が議員になったのではないかという気もする。
なぜ新興宗教に関心があるのかというと、自分たちの学生時分は、80年代前半。まったくノンポリの時代で、党派に加わることがかっこ悪いというような気分が蔓延していた。それでも、多くの若者は気分的にはまだまだ左派だったし、民青にも結構な人数がいたが、それ以外の左翼系セクトは皆無(電通の向坂派が1人おった)。その代わりよくぶつかったのは新興宗教だった。
横綱は統一協会=国際勝共連合。ビラまきをしていると、「この青年たちはサタン共産主義にだまされています」と妨害してくるわ、韓国拳法で攻撃(自分はみたことないけど)、友人が仕事や学校を放棄して失踪して、ワゴンで寝泊りして「ニポニポニッポリ~」(珍味売り)をやってるとか。「洗脳された友人を救え」みたいなノリでかなり激しく対峙していた。
創価学会もいた。東洋思想研究会?か第三文明研究会みたいな名前で、学園祭の時にかわいい女学生がポツンとマスゲームの映画を上映していたが(結構好きなタイプの子だったのでショックだった)、お客さんはいなかった。
その後もエホバやオウム、幸福の科学、ヤマギシ、最近は顕正会などの新興宗教は高知でも話題には事欠かないが、今日、これだけ社会不安がつのれば、さらに若者に新興宗教が蔓延するかもしれない。資本主義限界論がこれだけ言われているというのに、左派系学者の音沙汰がない。若者の心を捉えるキャッチーな左からの理論活動が今こそ出番の時だと思う。
自称・新興宗教評論家のワタクシとしては、無届けもけしからんが、カルト教団の役員をしたり信者から巻き上げた金の一部をキックバックされていたという事実だけで万死に値する。
神慈秀明会といえば、手かざし。浄霊。かつての大学構内や繁華街、都会なら駅前、高知なら帯屋町や枡形のサニーの前とかに地味な服装の若者が一人で(男女を問わない)ポツンと脇にはアンケートかなんかのバインダーを抱えていた。
「あなたの幸せのために1分間祈らせてください」みたいに同世代の若者に声をかけ、対象者を街中で瞑想させ、手をかざす。念仏は言ってなかったと思うが、確か「盟主さまありがとうございました」などと何回も言わせていたような気がする。
これにひっかかると通行人の注目をあびて、すごく恥ずかしい状態になるのだが、気の弱い人は断れない。これをきっかけに、「手をかざしたら何か感じませんでしたか?」ときて、悩みや病気が治るみたいな話をして信者にひきこんでいく。実は、自分は一度も手がさしをしてもらったことがない。功徳があるならやってほしいと以前から思っているのだが、なぜか自分のところにはよってこない。家族には結構くる。家族曰く、「あんたにはいじめっ子的オーラがただようちゅうがよ」・・・。
手をかざしているだけならいいのだが、強引な献金システムで被害が頻発している。政治家がそんなところから金をもらってよいわけがない。ひょっとすると、もともとあちらの方が議員になったのではないかという気もする。
なぜ新興宗教に関心があるのかというと、自分たちの学生時分は、80年代前半。まったくノンポリの時代で、党派に加わることがかっこ悪いというような気分が蔓延していた。それでも、多くの若者は気分的にはまだまだ左派だったし、民青にも結構な人数がいたが、それ以外の左翼系セクトは皆無(電通の向坂派が1人おった)。その代わりよくぶつかったのは新興宗教だった。
横綱は統一協会=国際勝共連合。ビラまきをしていると、「この青年たちはサタン共産主義にだまされています」と妨害してくるわ、韓国拳法で攻撃(自分はみたことないけど)、友人が仕事や学校を放棄して失踪して、ワゴンで寝泊りして「ニポニポニッポリ~」(珍味売り)をやってるとか。「洗脳された友人を救え」みたいなノリでかなり激しく対峙していた。
創価学会もいた。東洋思想研究会?か第三文明研究会みたいな名前で、学園祭の時にかわいい女学生がポツンとマスゲームの映画を上映していたが(結構好きなタイプの子だったのでショックだった)、お客さんはいなかった。
その後もエホバやオウム、幸福の科学、ヤマギシ、最近は顕正会などの新興宗教は高知でも話題には事欠かないが、今日、これだけ社会不安がつのれば、さらに若者に新興宗教が蔓延するかもしれない。資本主義限界論がこれだけ言われているというのに、左派系学者の音沙汰がない。若者の心を捉えるキャッチーな左からの理論活動が今こそ出番の時だと思う。
by tosahiro-k
| 2009-02-14 00:24
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