2009年 06月 19日
百マス計算批判 |
昨夜のNHK「クローズアップ現代」で百マス計算をきびしく批判していたのは驚いた。スピードだけで考える力がつかないと。
百マス計算批判=陰山批判に当然なるわけで、陰山氏はたぶん「転び全教」ではないかと思うが、教育再生会議の委員、大阪府教委をつとめる安倍イズム的な、新自由主義的教育=学テ体制のシンボルのような人物だと自分は認識しているが、文部科学省自身が、学テの「効果」が上がりすぎて、家庭→学校→地方教委が重箱の隅のような「点数」を上げるために、「早く、早く」と年から年中、子どもを追い立て、制御が効かなくなっている状況をセーブし、暴走の火消しに走ろうとしていることが、この番組がつくられた背景にあるように感じた。
この番組の中では、東大の先生が、学力とは=考える力。大事なのはコミュニケーション能力、言葉だと強調していた。
算数の文章題を絵に描かせる実践、様々なレベルの生徒同士がクラスで互いに教えあう授業も面白しろかった。先進例のひとつとして、昨年まで学テをボイコットしていた犬山市も紹介されていたのは驚きだ。
ますますもって、学テの点数に一喜一憂するのが馬鹿らしい気にさせられる、教委関係者に是非みてもらいたい番組だった。
百マス計算批判=陰山批判に当然なるわけで、陰山氏はたぶん「転び全教」ではないかと思うが、教育再生会議の委員、大阪府教委をつとめる安倍イズム的な、新自由主義的教育=学テ体制のシンボルのような人物だと自分は認識しているが、文部科学省自身が、学テの「効果」が上がりすぎて、家庭→学校→地方教委が重箱の隅のような「点数」を上げるために、「早く、早く」と年から年中、子どもを追い立て、制御が効かなくなっている状況をセーブし、暴走の火消しに走ろうとしていることが、この番組がつくられた背景にあるように感じた。
この番組の中では、東大の先生が、学力とは=考える力。大事なのはコミュニケーション能力、言葉だと強調していた。
算数の文章題を絵に描かせる実践、様々なレベルの生徒同士がクラスで互いに教えあう授業も面白しろかった。先進例のひとつとして、昨年まで学テをボイコットしていた犬山市も紹介されていたのは驚きだ。
ますますもって、学テの点数に一喜一憂するのが馬鹿らしい気にさせられる、教委関係者に是非みてもらいたい番組だった。
by tosahiro-k
| 2009-06-19 10:28
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