2012年 05月 08日
県こども条例 その後 |
本日、県議会文化厚生委員会が開かれ、懸案のこども条例についての議論があった。
今回の会議は、執行部が可決済みの同条例関連予算の執行にあたり、文厚委の議論を受け止めてからにしたいとしていることから開かれたもの。
結論を言えば、同条例関連予算のうち、シンポジウムと審議委員会開催のための予算については、全会一致で適切な時期に執行してくださいということでまとまった。
同時に、自民の委員からは、これまでの条例廃止論は消え、条例の意義を認めたうえで、今日の子どもをめぐる状況を加えた補強的な改正議論を時間をかけてしていきたいという意向が示され、それ故条例広報のためのパンフレットの印刷は待ってほしいという声があった。
高知新聞はこの日の委員会を「集中審議」と大仰に書いたが、執行部の説明をいれても1時間強ですぐに終わり(自民重鎮の西岡寅八郎委員はすぐに退席して戻らない始末)、ようするに議論したという形を作ったというだけのことであった。
これを受けて執行部は、シンポと審議委員会設置はすぐにとりかかります。パンフはもう少し議論の推移を見て適切に判断しますみたいなことで、この日の議論は終結した。
前期委員会のような、こども条例の意義を真っ向から否定する、ウルトラ復古主義は雲散霧消し、条例の今日的な意義を認めた上で、より補強していくにはどうあるべきかというのが、この日の議論の中心であった。
「大山鳴動ねずみ一匹」とは言わない。自民党が内部議論で認識を一定改めたのであれば、それは良いことである。
自民党は、条例改正で「親や地域の責務などを加えたい(梶原委員)」、共産党は条例をいじるのではなく、具体的計画の中で子どもの深刻な実態を把握し盛り込むべきであるとするなど、その方向は同床異夢的なところがあるやもしれないし、自民は維新がやろうとしている「親学」的なもので親を自己責任で孤立させかねないものが出してくる可能性も否定できない。これからも注視していかねばと思っているところです。
今回の会議は、執行部が可決済みの同条例関連予算の執行にあたり、文厚委の議論を受け止めてからにしたいとしていることから開かれたもの。
結論を言えば、同条例関連予算のうち、シンポジウムと審議委員会開催のための予算については、全会一致で適切な時期に執行してくださいということでまとまった。
同時に、自民の委員からは、これまでの条例廃止論は消え、条例の意義を認めたうえで、今日の子どもをめぐる状況を加えた補強的な改正議論を時間をかけてしていきたいという意向が示され、それ故条例広報のためのパンフレットの印刷は待ってほしいという声があった。
高知新聞はこの日の委員会を「集中審議」と大仰に書いたが、執行部の説明をいれても1時間強ですぐに終わり(自民重鎮の西岡寅八郎委員はすぐに退席して戻らない始末)、ようするに議論したという形を作ったというだけのことであった。
これを受けて執行部は、シンポと審議委員会設置はすぐにとりかかります。パンフはもう少し議論の推移を見て適切に判断しますみたいなことで、この日の議論は終結した。
前期委員会のような、こども条例の意義を真っ向から否定する、ウルトラ復古主義は雲散霧消し、条例の今日的な意義を認めた上で、より補強していくにはどうあるべきかというのが、この日の議論の中心であった。
「大山鳴動ねずみ一匹」とは言わない。自民党が内部議論で認識を一定改めたのであれば、それは良いことである。
自民党は、条例改正で「親や地域の責務などを加えたい(梶原委員)」、共産党は条例をいじるのではなく、具体的計画の中で子どもの深刻な実態を把握し盛り込むべきであるとするなど、その方向は同床異夢的なところがあるやもしれないし、自民は維新がやろうとしている「親学」的なもので親を自己責任で孤立させかねないものが出してくる可能性も否定できない。これからも注視していかねばと思っているところです。
by tosahiro-k
| 2012-05-08 16:20
| 取材こぼれ話