2013年 12月 27日
the United States is disappointed |
the United States is disappointed
「アメリカは失望した」。同盟国のリーダーに対しかつてこのような言い方があったでしょうか。
メディアは「異例」としていますが、「前代未聞」のほうが近いのではないかと思います。
要は「あんまり調子にのるなよ。痛い目にあうぞ」とドスを効かされたわけで、はからずも日米が対等の関係にはないことを表しているのですが、戦後レジーム脱却とか「とりもろす」とかいう、取り憑かれたような安倍首相の観念の象徴が、この靖国参拝なわけで、安倍首相にすれば、どうしてもやらずにはおられなかったんでしょうね。
都合のよい時にはあれほど口うるさくいう「国益」や企業活動、さらには国民生活への影響も顧みず、ただ観念に走るというのは、あまりにも薄っぺらく、一国を率いるリーダーの資質が欠如しているとしかいいようがない。
親中派にもみえる言動をしている高知県選出の自民党国会議員の中谷さん福井さん、奥さんが韓国人の高野さんらがどう思っているかも知りたいところです。
こうやって政権基盤が弱体化していくからこそ、片や普天間やTPPでなし崩し的にアメリカの機嫌をとり、従属を深めていっているような感じがします。
ただ、秘密保護法から連続的に、ここまでムキだしのやり方には、少なくない有権者が嫌悪感を抱きますから、俄然面白くなってきました。
さらには昭和電工、ロッキード、リクルートなど歴史的に汚職スキャンダルの影にはアメリカとの矛盾が見え隠れするわけで、当面は徳洲会事件が安倍政権にどこまで伸びてくるか、注目したいところです。
写真は靖国神社で陽気に記念写真を撮る外人さんたち。9月に一度は行ってっておかなければと思い行っておいてよかったです。
by tosahiro-k
| 2013-12-27 10:37
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