2005年 09月 29日
石鎚山集中登山に参加 |
コースは土小屋からの一般道、天柱石、面河、堂ガ森から縦走、土小屋から東稜、北壁登攀の6コース。自分はKさんと北壁を登りました。1年ぶりの本チャンでしたし、9月は忙しくて山歩きもほとんどできていないので、かなり不安が・・・・。岩トレも年間2回くらいしかやってなくて、北壁では最も容易なトイルートですが、シーズンに何度も通っていたころと違いかなりびびってます。
早朝土小屋を出る時は、猛烈な風とガスで登れるかな~と半信半疑で、とりあえずとりつきへ。美野、川村、大野氏の遭難碑で黙祷。天候は回復傾向であることがはっきりしているので登攀開始。1ピッチ目の草付きは濡れてドロドロ。怖かった!2ピッチ目はつるべで自分がリードだが、岩濡れてるし、ホールド剥がれるし、ハーケンはグラグラで抜けそうだし・・・・。匍匐前進のようにジリジリ高度を稼ぎ核心部突破。
3ピッチ目はKさんリード。容易だが、ここも濡れた草付きがある。Kさんが終了点に付き、「ビレイ解除」のコールがかかったのでルベルソを外すが、どういうわけかKさんがザイルをたぐらない。おそらく濡れで重くなったザイルをすでに張っていると勘違いしているのだろうか。さて困った。このあたりから、猛烈に風が出てきてコールは届かないし滅茶苦茶寒くなってきた。アブミビレイが1時間ほど続いたので、ふくらはぎもつりそうだ。あまりに寒いのでもう待てないと判断して、ザイルに登高器をかけて登ろうとした時、ひょっこり風が一瞬やみ、頂上からルートをのぞき込むK書店のTさんの顔が頭上に見えたので、「Kさんにザイルアップと言うて」と声をかけることができた。ようやくザイルが引かれ登り始めることができた「あ~良かった」。15分ほどロスしただろうか。
会の仲間が上で出迎えてくれているのは分かっていたのだが、寒さで声が思うように出ない。指はかじかんでいないので登攀は大丈夫だ。指にチョークをつけるゆとりもまだある。最後のハングは左でガバをとり、アブミを回収して無事のっこし。あ~寒かった。頂上に出て北壁から脱出すると、なんと暖房が効いたようなポカポカの陽気。北壁をのぞき込むとクソ寒い強風がゴー。この対比は何?天狗岳の横でしばしトカゲで体温を上げ、弥山で集会に参加しました。
by tosahiro-k
| 2005-09-29 23:36
| 登山