2007年 08月 17日
沢山東洋町長のこと |
かなり以前から室戸の沢山氏といえば、県庁でも有名だった。彼が出していた仰々しい文字で埋まった毒々しい新聞をよく覚えている。
一番印象に残っているのは「橋本大二郎闇の真相」という本を2004年の選挙直前に出版したこと。本の中身については論ずるに値しないが、出版に至る経過は、非常に不透明で闇につつまれてるという感想を持っているので、当時感じた疑問点をいくつか書いておく。
①この本は2004年10月8日、橋本氏が辞職勧告決議を受けて即辞職したところから始まっている。そして10月31日には書店に並んだ。つまりわずか3週間程度で完成している。書いてある内容は、それまでの百条委の証人尋問や記者会見などに立ち会ったものでないとわからない情報が膨大に含まれている。
自分は「選挙資金疑惑」の百条委はすべて取材しているが、沢山氏を見た記憶はない。もしそれが記憶違いでなければ、議員や報道関係者に協力者がいれば別だろうが、その旨の記述もないので、いったい彼はどのようにこの本を書いたのだろうか。わずかな期間で自分が直接見聞きしていないことをまとめるというのは、なかなか困難な作業である。
②本を出すには相当な費用がかかる。部数は明らかでないが、この本のページ数なら数百万円はくだらない。この費用は誰が負担したのか。知事が辞めてから沢山氏がすぐに借金をしたのだろうか。バックにスポンサーがいたと考えるのが普通でではないかと考えるが、このように出版資金は不自然である。
もはや彼も町長という公人中の公人なのであるから、そのあたりのことも説明してもらいたという思いを自分としては持っている。
それと明日、知事選にむけた県民マニフェスト大会という集会があり、沢山氏も出席するようだが、沢山氏が最近書いた文章には、橋本県政を「16年間の虚妄の時間」とボロクソに言っている。これはこれでいいのだが、違和感があるのは、沢山氏が当選直後に知事と面談した時のこと。
蚊の鳴くような声で「何事も知事の指導、了解のもとに町政を民主的にすすめていくことを誓います」と地方自治のなんたるかを理解していないようなことを言っていたことが印象深い。あれからまだ4ヶ月。面と向かっては何も言わず、本人のいないところでやたらと勇ましい人間を、自分は信頼しない。
一番印象に残っているのは「橋本大二郎闇の真相」という本を2004年の選挙直前に出版したこと。本の中身については論ずるに値しないが、出版に至る経過は、非常に不透明で闇につつまれてるという感想を持っているので、当時感じた疑問点をいくつか書いておく。
①この本は2004年10月8日、橋本氏が辞職勧告決議を受けて即辞職したところから始まっている。そして10月31日には書店に並んだ。つまりわずか3週間程度で完成している。書いてある内容は、それまでの百条委の証人尋問や記者会見などに立ち会ったものでないとわからない情報が膨大に含まれている。
自分は「選挙資金疑惑」の百条委はすべて取材しているが、沢山氏を見た記憶はない。もしそれが記憶違いでなければ、議員や報道関係者に協力者がいれば別だろうが、その旨の記述もないので、いったい彼はどのようにこの本を書いたのだろうか。わずかな期間で自分が直接見聞きしていないことをまとめるというのは、なかなか困難な作業である。
②本を出すには相当な費用がかかる。部数は明らかでないが、この本のページ数なら数百万円はくだらない。この費用は誰が負担したのか。知事が辞めてから沢山氏がすぐに借金をしたのだろうか。バックにスポンサーがいたと考えるのが普通でではないかと考えるが、このように出版資金は不自然である。
もはや彼も町長という公人中の公人なのであるから、そのあたりのことも説明してもらいたという思いを自分としては持っている。
それと明日、知事選にむけた県民マニフェスト大会という集会があり、沢山氏も出席するようだが、沢山氏が最近書いた文章には、橋本県政を「16年間の虚妄の時間」とボロクソに言っている。これはこれでいいのだが、違和感があるのは、沢山氏が当選直後に知事と面談した時のこと。
蚊の鳴くような声で「何事も知事の指導、了解のもとに町政を民主的にすすめていくことを誓います」と地方自治のなんたるかを理解していないようなことを言っていたことが印象深い。あれからまだ4ヶ月。面と向かっては何も言わず、本人のいないところでやたらと勇ましい人間を、自分は信頼しない。
by tosahiro-k
| 2007-08-17 12:43
| 取材こぼれ話