2008年 12月 04日
管理職の心理 |
子供が今年3月に卒業した高知市内のとある中学校で、30人学級の維持・拡大を求める動きがあるのだが、PTAのOBとしてショックを受ける話をきいた。
30人学級を拡大してほしいというのは誰しも同じで(M先生など一部の人を除く)、特に高知市内の公立中には導入が急がれている(そうすれば結果的に高知県の学テのポイントアップ間違いなしと思う)わけだが、この中学校でも、保護者からそのような声が強く出されていた。
そこで保護者が、要望署名を集め、教育委員会に提出して陳情することになったわけだが、「どこに持っていったらよいのか分からない」と相談を受けた。確かに普通のお母さん方に、そのあたりのことは非常に分かりにくいと思う。そこで「一番は県教委、2番が高知市教委」と答えておいた。
先生の人事や教員配置を決めるのは県教委なわけであるから、声を届けるなら、まずは県教委であることは論を待たない。むろん少々署名を持っていってどうなるものでもないが、県教委に高知県の教育の最前線・ホットスポットである高知市の中学校の声をダイレクトに届けることには意味がある。
が、県教委にいくのはやめて市教委だけにするという。「何で?」と聞くと、そのことを話し合ったPTAの会で管理職が県教委に行くことに良い顔をせず、「行かせてもらえなかった」というではないか。
今の教育のお寒い状況、管理職の心理を象徴している。自分の学校が県教委に楯突くようなことをすると、自分が管理職として保護者をコントロールする管理能力に乏しいと思われやしないか。要するに目を付けられるのを恐れているのだ。
市教委までなら、ある意味身内だから許せるということなのだろう。なんと○○の穴のこまいことか。本当に子供のことを考えているのか?
「生徒のために是非、県教委に行って教育長にゆうてきてください」というのが本当ではないのか。
が、この例に限らず、先生、なかんづく管理職と話をしていると、県教委に異様ともいえる恐怖、「おそれおおくも」みたいな感覚を持っていることを痛感する。こういうヒラメばかりの組織はダメになるのは、どこの世界でも同じ。耳の痛い情報、マイナス情報がトップにあがってこなくなり、その結果、「まさか」の破廉恥な不祥事が連発する破目となる。現県教育長もよくよくこのあたりのことは考えてもらいたいと思う。
管理職がこんなことでビクビクしているようで、厳しい高知市の中学校問題に本当に立ち向かえるとは到底思えない。
30人学級を拡大してほしいというのは誰しも同じで(M先生など一部の人を除く)、特に高知市内の公立中には導入が急がれている(そうすれば結果的に高知県の学テのポイントアップ間違いなしと思う)わけだが、この中学校でも、保護者からそのような声が強く出されていた。
そこで保護者が、要望署名を集め、教育委員会に提出して陳情することになったわけだが、「どこに持っていったらよいのか分からない」と相談を受けた。確かに普通のお母さん方に、そのあたりのことは非常に分かりにくいと思う。そこで「一番は県教委、2番が高知市教委」と答えておいた。
先生の人事や教員配置を決めるのは県教委なわけであるから、声を届けるなら、まずは県教委であることは論を待たない。むろん少々署名を持っていってどうなるものでもないが、県教委に高知県の教育の最前線・ホットスポットである高知市の中学校の声をダイレクトに届けることには意味がある。
が、県教委にいくのはやめて市教委だけにするという。「何で?」と聞くと、そのことを話し合ったPTAの会で管理職が県教委に行くことに良い顔をせず、「行かせてもらえなかった」というではないか。
今の教育のお寒い状況、管理職の心理を象徴している。自分の学校が県教委に楯突くようなことをすると、自分が管理職として保護者をコントロールする管理能力に乏しいと思われやしないか。要するに目を付けられるのを恐れているのだ。
市教委までなら、ある意味身内だから許せるということなのだろう。なんと○○の穴のこまいことか。本当に子供のことを考えているのか?
「生徒のために是非、県教委に行って教育長にゆうてきてください」というのが本当ではないのか。
が、この例に限らず、先生、なかんづく管理職と話をしていると、県教委に異様ともいえる恐怖、「おそれおおくも」みたいな感覚を持っていることを痛感する。こういうヒラメばかりの組織はダメになるのは、どこの世界でも同じ。耳の痛い情報、マイナス情報がトップにあがってこなくなり、その結果、「まさか」の破廉恥な不祥事が連発する破目となる。現県教育長もよくよくこのあたりのことは考えてもらいたいと思う。
管理職がこんなことでビクビクしているようで、厳しい高知市の中学校問題に本当に立ち向かえるとは到底思えない。
by tosahiro-k
| 2008-12-04 22:53
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