2009年 09月 22日
建設的野党 |
最近、共産党が衆院選前に言い出した「建設的野党」がちょっとしたブームになっている。中谷氏や町村氏など、自民党重鎮の口からも、この言葉が聞かれる。
「建設的野党」とは、是々非々で、国民のためになるよいところは伸ばし、ダメなところは批判し正していくという立場のことだろうと思うが、「何を今更」的な感じもややある。
まさか、いままでそのような対応をとってきていないわけではあるまいにと。よいことでも野党だから反対ってそんな硬直したことはやってきていないだろうし、そんなことでは有権者に見放なされる。是々非々はどんなときでも当たり前。もっとも、志位さんが言っているのは、是々非々にとどまらず、さらに積極的に提案をして実現させていくということのようだ。
それにしても橋本県政の最後のほうの、自民党の「破壊的野党」ぶりはすさまじかった。なんでもかんでも、味噌もくそも反対。漁民への公的保証基金の出資金まで「闇だ、闇だ」と狂ったように騒いで百条委までつくった(共犯なのにまったく無反省な高新の責任も重大)り、室戸への企業誘致にクレームをつけたり。もっとも怪我の功名で、駅前複合ビルを阻止するときには、力になった。あんなもんが、今ほんまにあったら、天下の笑いものだった。
さて、地方議会でも、「共産党は大阪市でも建設的野党で」みたいなフレーズが強調されている。大いに結構だが、今まで硬直した対応をしてきていなかったのかなというのが気になるところではある。
全国の地方議会で、これから大きな問題になってくる国の補正予算凍結に反対する地方議会の意見書決議。議会では野党自民党が多数を握るところが多いので、決議は通るだろうが、問題は民主党や共産党の対応。
国の補正を前提にした県の補正予算には民主党議員も賛成しているわけで、自らが賛成した県補正予算を否定するに等しい凍結や執行停止には本来、反対するのが筋だが、それをやると、民主党の目玉政策をやるための財源が出てこないし、造反みたいなことにもなりかねない。
共産党も、圧倒的な地方議会で本予算には反対しているが、補正には賛成しているところも結構あるんじゃないでしょうか?賛成していれば、国の補正の執行凍結に賛成できない理屈になるはず。
とくに高知県議会の場合は共産党は野党でありながら本予算にも賛成しているという、全国で唯一の県なので、国補正の執行停止を認めることはできないはずだが、全国的には共産党も対応が分かれるような気がする。早速、民主党政権の誤りを正す建設的野党の真価が問われるケース。よくよくちゃんと検討して対応してほしい。
その点、高知の共産党は橋本県政の洗礼で、「建設的野党」の実践の重要さ、困難さ、苦しみをいやというほど味わっているので、理論的蓄積は豊富。中央ももっと高知に学ぶべきだと思う。
高新の投書に変なのが出てましたけど、高知市の財源論が話題になるのは、願ったりかなったりなので、まずは歓迎ですが、高新サイドの意図がよく分からない。
「建設的野党」とは、是々非々で、国民のためになるよいところは伸ばし、ダメなところは批判し正していくという立場のことだろうと思うが、「何を今更」的な感じもややある。
まさか、いままでそのような対応をとってきていないわけではあるまいにと。よいことでも野党だから反対ってそんな硬直したことはやってきていないだろうし、そんなことでは有権者に見放なされる。是々非々はどんなときでも当たり前。もっとも、志位さんが言っているのは、是々非々にとどまらず、さらに積極的に提案をして実現させていくということのようだ。
それにしても橋本県政の最後のほうの、自民党の「破壊的野党」ぶりはすさまじかった。なんでもかんでも、味噌もくそも反対。漁民への公的保証基金の出資金まで「闇だ、闇だ」と狂ったように騒いで百条委までつくった(共犯なのにまったく無反省な高新の責任も重大)り、室戸への企業誘致にクレームをつけたり。もっとも怪我の功名で、駅前複合ビルを阻止するときには、力になった。あんなもんが、今ほんまにあったら、天下の笑いものだった。
さて、地方議会でも、「共産党は大阪市でも建設的野党で」みたいなフレーズが強調されている。大いに結構だが、今まで硬直した対応をしてきていなかったのかなというのが気になるところではある。
全国の地方議会で、これから大きな問題になってくる国の補正予算凍結に反対する地方議会の意見書決議。議会では野党自民党が多数を握るところが多いので、決議は通るだろうが、問題は民主党や共産党の対応。
国の補正を前提にした県の補正予算には民主党議員も賛成しているわけで、自らが賛成した県補正予算を否定するに等しい凍結や執行停止には本来、反対するのが筋だが、それをやると、民主党の目玉政策をやるための財源が出てこないし、造反みたいなことにもなりかねない。
共産党も、圧倒的な地方議会で本予算には反対しているが、補正には賛成しているところも結構あるんじゃないでしょうか?賛成していれば、国の補正の執行凍結に賛成できない理屈になるはず。
とくに高知県議会の場合は共産党は野党でありながら本予算にも賛成しているという、全国で唯一の県なので、国補正の執行停止を認めることはできないはずだが、全国的には共産党も対応が分かれるような気がする。早速、民主党政権の誤りを正す建設的野党の真価が問われるケース。よくよくちゃんと検討して対応してほしい。
その点、高知の共産党は橋本県政の洗礼で、「建設的野党」の実践の重要さ、困難さ、苦しみをいやというほど味わっているので、理論的蓄積は豊富。中央ももっと高知に学ぶべきだと思う。
高新の投書に変なのが出てましたけど、高知市の財源論が話題になるのは、願ったりかなったりなので、まずは歓迎ですが、高新サイドの意図がよく分からない。
by tosahiro-k
| 2009-09-22 12:46
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