2010年 02月 04日
横浜事件 |
戦前最大規模の言論弾圧事件といわれる横浜事件における裁判所の過失を、65年を経て横浜地裁が認める決定を出した。終戦直後のどさくさに、廃止される直前の治安維持法で有罪判決を乱発しておいて、責任追及をおそれて記録文書を消却し、文書が残っていないことを理由に再審を拒否するという、とんでもない裁判所の態度を、遅きに失したとはいえ、裁判所自身が認めたことは、画期的な判断だと思う。
この絶大な意義は認めながら、実は以前から横浜事件について、よく分からないところがあったので、この際聞いてみたい。
たぶん報道の姿勢の問題だと思うのだが、「冤罪」「フレームアップ」というところに力点が置かれすぎていて、ならば本当に共産党の活動をしていた人たちが弾圧されるのはOKみたいに聞こえなくもない。3・15、4・16大弾圧、小林多喜二や槙村浩は「冤罪」ではないのだろうか。
そもそも治安維持法自体が不当なものであり、「冤罪」であろうがなかろうが、名誉回復され、補償されなければならないのは当然だろう。弁護団の文書などを読むと、そのあたりはきちんとおさえられているのだが、報道では、そのあたりのとらえ方が弱いような気がするんですよ。こんな受け止めおかしいですかね。どなたかアドバイスいただけたらと思います。
この絶大な意義は認めながら、実は以前から横浜事件について、よく分からないところがあったので、この際聞いてみたい。
たぶん報道の姿勢の問題だと思うのだが、「冤罪」「フレームアップ」というところに力点が置かれすぎていて、ならば本当に共産党の活動をしていた人たちが弾圧されるのはOKみたいに聞こえなくもない。3・15、4・16大弾圧、小林多喜二や槙村浩は「冤罪」ではないのだろうか。
そもそも治安維持法自体が不当なものであり、「冤罪」であろうがなかろうが、名誉回復され、補償されなければならないのは当然だろう。弁護団の文書などを読むと、そのあたりはきちんとおさえられているのだが、報道では、そのあたりのとらえ方が弱いような気がするんですよ。こんな受け止めおかしいですかね。どなたかアドバイスいただけたらと思います。
by tosahiro-k
| 2010-02-04 18:08
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