2010年 05月 10日
草食系ではだめなのか? |
数日前、NHKの討論番組、草食系の若者気質で日本は大丈夫!というのをやっていたので、見た方もいるのではないだろうか。これを数日たってから録画でみた。想像通り深みのない、ぱっとしないものだった。出演者のおよその意向はこんな感じ。
若者気質→出世しなくてもよい、物欲ない、仕事より趣味など自分の時間を大切に。
おっさん世代→もっと努力して仕事に必死になれ、甘えてる、子どもを残さなくて日本は破滅だ。
みたいなステレオタイプでくだらない。
とくにおっさん世代に(室井なんとかいう女性もいたけど、この人が一番硬直していた)、産経に出ていた秋田明大さんみたいなレベルの、ふる〜い感じの「おれはやった」みたいな、高度成長時代の自分の体験だけからしか物事をみない、押し付けがましさが目立ち、うっとうしかった。
草食系、若い層のミーイズム的な社会からの逃避、内向きな発想がなぜ生まれるのか、雇用環境をはじめとする、その物質的・社会的な背景こそが重要だろう。日本自体が沈没しかかっているというのに、努力しろ、おれはやったと年寄りが気張るだけでは何も生まれない。
それどころか、「努力しろ」と言ってるおっさん世代が作ってきたのが、今日の頑張りたくても頑張れない社会という自覚がないのだから始末におえない。さすが博報堂のコメンテーターは的確な分析をしていた。
面白かったのは、傍聴者の若者が携帯ピコピコやってニコ動のコメントみたいに常時、画面にながれるつぶやき。なかなか的確で若い奴らのセンスも捨てた物じゃないと思った。
若者気質→出世しなくてもよい、物欲ない、仕事より趣味など自分の時間を大切に。
おっさん世代→もっと努力して仕事に必死になれ、甘えてる、子どもを残さなくて日本は破滅だ。
みたいなステレオタイプでくだらない。
とくにおっさん世代に(室井なんとかいう女性もいたけど、この人が一番硬直していた)、産経に出ていた秋田明大さんみたいなレベルの、ふる〜い感じの「おれはやった」みたいな、高度成長時代の自分の体験だけからしか物事をみない、押し付けがましさが目立ち、うっとうしかった。
草食系、若い層のミーイズム的な社会からの逃避、内向きな発想がなぜ生まれるのか、雇用環境をはじめとする、その物質的・社会的な背景こそが重要だろう。日本自体が沈没しかかっているというのに、努力しろ、おれはやったと年寄りが気張るだけでは何も生まれない。
それどころか、「努力しろ」と言ってるおっさん世代が作ってきたのが、今日の頑張りたくても頑張れない社会という自覚がないのだから始末におえない。さすが博報堂のコメンテーターは的確な分析をしていた。
面白かったのは、傍聴者の若者が携帯ピコピコやってニコ動のコメントみたいに常時、画面にながれるつぶやき。なかなか的確で若い奴らのセンスも捨てた物じゃないと思った。
by tosahiro-k
| 2010-05-10 00:40
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