2012年 12月 22日
不正選挙? |
日本未来の党が、今回の総選挙で、思うように票が伸びず、比例区で共産党を下回るブロックも結構あるという結果になったことをもって、同党の支持者から「不正選挙だ」という声が聞こえてくる。
民意を反映しない小選挙区の弊害は、確かにそのとおりなのだが、そういうレベルではなく、「票がこんなに少ないはずはない。こんなに少ないのは不正があったに決まっている」という調子で、白票に何者かが大量に記入したとか、投票箱をすり替えたとか、民間企業と癒着しているとか、そんなことを言っている。
高知市出身で、埼玉の枝野の選挙区で出たF島さんは、不正選挙を暴く訴訟を起こしたそうだ。
勝手にどうぞ、と言いたいところだが、同党に期待する人々の中には、地域で共産党を含む統一戦線で運動を担っている真面目な人達も多いと思うので、あえて言わせていただく。
「票が少ないのは不正」などと騒ぐ時点で、もはや誰にも相手にされない。脱原発運動全体が、キワモノレベルの扱いをされてしまう。ふとい迷惑である。日本の選挙事務はそんなに簡単に不正ができるようなざっとした代物ではない。
結局、彼らの言動は、原発ゼロを支持しながらも、即時廃炉には不安を抱く広大な中間層に対し、脱原発運動というのは信用ならないという印象を与える効果しかない(白バイ事件もそうだった)。
あれだけマスコミに持ち上げられておきながら、未来の党にブームが起きず支持が集まらなかったのは、何が要因かを、自問自答しなければならない(もちろん共産党も同様ですが)。
肝は信頼感だと思う。
知事を兼任しながらの嘉田党首の立ち回りが、結局は票ほしさに「脱原発」を利用したかのように有権者に評価されたのではないか。「小沢さんは表に出ないようにしている」とか、デジャブ感たっぷりの子ども手当とかいういかがわしさも、有権者は見抜いたのかもしれない。
そうは言っても9議席を得たのであるから、原発ゼロや消費税増税を食い止める公約の実現に、他の党派とも共同して全力を挙げていただきたいと思う。
自民党は、原発新設、再稼動へと着々と動きを強めている。「不正選挙だ」などと騒いでる暇はない。
民意を反映しない小選挙区の弊害は、確かにそのとおりなのだが、そういうレベルではなく、「票がこんなに少ないはずはない。こんなに少ないのは不正があったに決まっている」という調子で、白票に何者かが大量に記入したとか、投票箱をすり替えたとか、民間企業と癒着しているとか、そんなことを言っている。
高知市出身で、埼玉の枝野の選挙区で出たF島さんは、不正選挙を暴く訴訟を起こしたそうだ。
勝手にどうぞ、と言いたいところだが、同党に期待する人々の中には、地域で共産党を含む統一戦線で運動を担っている真面目な人達も多いと思うので、あえて言わせていただく。
「票が少ないのは不正」などと騒ぐ時点で、もはや誰にも相手にされない。脱原発運動全体が、キワモノレベルの扱いをされてしまう。ふとい迷惑である。日本の選挙事務はそんなに簡単に不正ができるようなざっとした代物ではない。
結局、彼らの言動は、原発ゼロを支持しながらも、即時廃炉には不安を抱く広大な中間層に対し、脱原発運動というのは信用ならないという印象を与える効果しかない(白バイ事件もそうだった)。
あれだけマスコミに持ち上げられておきながら、未来の党にブームが起きず支持が集まらなかったのは、何が要因かを、自問自答しなければならない(もちろん共産党も同様ですが)。
肝は信頼感だと思う。
知事を兼任しながらの嘉田党首の立ち回りが、結局は票ほしさに「脱原発」を利用したかのように有権者に評価されたのではないか。「小沢さんは表に出ないようにしている」とか、デジャブ感たっぷりの子ども手当とかいういかがわしさも、有権者は見抜いたのかもしれない。
そうは言っても9議席を得たのであるから、原発ゼロや消費税増税を食い止める公約の実現に、他の党派とも共同して全力を挙げていただきたいと思う。
自民党は、原発新設、再稼動へと着々と動きを強めている。「不正選挙だ」などと騒いでる暇はない。
by tosahiro-k
| 2012-12-22 15:33
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