2013年 09月 29日
間接民主主義? |
高知市議会で利用者に説明のないまま議会に提出され、形だけの「説明会」をアリバイ的にやっただけで可決した児童クラブ利用料値上げについて、手続き論に絞り高知市側の言い分を検証してみる。
市教委は「間接民主主義だから、市民の代表である議会に説明する前に利用者に話しをすることはできない。市長が記者会見で議案を明らかにしてから議会開会まで時間がなく、保護者に説明ができなかった、やろうと努力したが日程がとれなかったのは残念だ」。
少し待って頂きたい。これは明らかに支離滅裂である。
議会にはかるために議員に説明する前に、当事者と話し合いをして、一定の合意を得てから議案として出すという例はいくらでもある。
近いところでは、近いところではゴミ有料化と固定資産税引き上げ。
この時、岡﨑市長は記者会見で財政危機を理由に、ゴミ有料化と固定資産税引き上げをめざすことを明らかにし、市民説明会をひらいて議論を深めていった。
その結果、市民の猛烈な反発を受けて固定資産税引き上げは条例化を断念、ゴミ有料化は議会に提出したが否決された。
職員の給与カットなど、事前に労働組合と交渉して、妥結をみて条例案として議会に出してくることも事欠かない。
どうして児童クラブの利用料引き上げになると、議会の後でなければ話すことができないなどという機械的なことになるのか。
ゴミと固定資産税で、市民と議論をした挙げ句につぶされた経験がよほどトラウマになっているのだろうか。「グズグズしていると反対の声が広がる。さっさと通してしまえ」という本音が透けて見える。
市教委は「間接民主主義だから、市民の代表である議会に説明する前に利用者に話しをすることはできない。市長が記者会見で議案を明らかにしてから議会開会まで時間がなく、保護者に説明ができなかった、やろうと努力したが日程がとれなかったのは残念だ」。
少し待って頂きたい。これは明らかに支離滅裂である。
議会にはかるために議員に説明する前に、当事者と話し合いをして、一定の合意を得てから議案として出すという例はいくらでもある。
近いところでは、近いところではゴミ有料化と固定資産税引き上げ。
この時、岡﨑市長は記者会見で財政危機を理由に、ゴミ有料化と固定資産税引き上げをめざすことを明らかにし、市民説明会をひらいて議論を深めていった。
その結果、市民の猛烈な反発を受けて固定資産税引き上げは条例化を断念、ゴミ有料化は議会に提出したが否決された。
職員の給与カットなど、事前に労働組合と交渉して、妥結をみて条例案として議会に出してくることも事欠かない。
どうして児童クラブの利用料引き上げになると、議会の後でなければ話すことができないなどという機械的なことになるのか。
ゴミと固定資産税で、市民と議論をした挙げ句につぶされた経験がよほどトラウマになっているのだろうか。「グズグズしていると反対の声が広がる。さっさと通してしまえ」という本音が透けて見える。
by tosahiro-k
| 2013-09-29 00:34
| 取材こぼれ話