2014年 03月 16日
グローバル人材育成は安倍「教育再生」の柱 |
安倍「教育再生」についての勉強会の話を聞いたのだが、高知西高校に持ちこまれようとしている、国際バカロレア認定校=スーパーグローバルハイスクール=新自由主義を担う人材育成路線が、何か高知県教委がおかしな物に飛びつこうとしいているというようなことではなく、ましてや属人レベルの話でもなく、これまでの「国際化」などとは次元を異にする、安倍「教育再生」の現場への具体化の最先端であることがよく分かり、認識を新たにした。
昨年閣議決定された、「改正」教育基本法にもとづく第二期教育振興基本計画の基本方向に、スーパーグローバルハイスクールのことは、しっかり位置づけられている。
尾﨑正直高知県知事は、教育再生実行会議のメンバーであり、そういうものが、生徒減や震災という実態から出発した議論に紛れこんで、まともな県民的議論のないまま突出したかたちで上から強引に持ち込まれようとしているのである。
この間の県教委の、まるで何かにとり憑かれたような偏執の背景が見えた気がした。
バカロレア構想は、地域で長年培ってきた学校のこれからを大きく変える問題であるにもかかわらず、当事者である西高の関係者の話は聞いていないし、南中高の統廃合問題を議論している途中であるにもかかわらず、3月19日に閉会する県議会では、南中高廃校を前提にしたバカロレア構想の第一歩となるスパーグローバルハイスクールを組み込んだ予算が可決される見込みになっている。まったくの当事者不在で、異様なほど短兵急に事がすすんでいる。
この議論なきグローバル化進行については、高知新聞の責任は重大である。数年後には大問題になることはわかりきっているのに、何で今、県民に分かる形で提起しないのか。
高知県の宝である子どもを、これから育てていく環境をどうしていくのか、という話である。県民不在で事をすすめてよいわけがない。学校現場や保護者、生徒、さらには県民的な議論を急いで巻き起こしていかなければならないと思う。
昨年閣議決定された、「改正」教育基本法にもとづく第二期教育振興基本計画の基本方向に、スーパーグローバルハイスクールのことは、しっかり位置づけられている。
尾﨑正直高知県知事は、教育再生実行会議のメンバーであり、そういうものが、生徒減や震災という実態から出発した議論に紛れこんで、まともな県民的議論のないまま突出したかたちで上から強引に持ち込まれようとしているのである。
この間の県教委の、まるで何かにとり憑かれたような偏執の背景が見えた気がした。
バカロレア構想は、地域で長年培ってきた学校のこれからを大きく変える問題であるにもかかわらず、当事者である西高の関係者の話は聞いていないし、南中高の統廃合問題を議論している途中であるにもかかわらず、3月19日に閉会する県議会では、南中高廃校を前提にしたバカロレア構想の第一歩となるスパーグローバルハイスクールを組み込んだ予算が可決される見込みになっている。まったくの当事者不在で、異様なほど短兵急に事がすすんでいる。
この議論なきグローバル化進行については、高知新聞の責任は重大である。数年後には大問題になることはわかりきっているのに、何で今、県民に分かる形で提起しないのか。
高知県の宝である子どもを、これから育てていく環境をどうしていくのか、という話である。県民不在で事をすすめてよいわけがない。学校現場や保護者、生徒、さらには県民的な議論を急いで巻き起こしていかなければならないと思う。
by tosahiro-k
| 2014-03-16 17:47
| 取材こぼれ話