開示請求・・・ |
出張命令の写しを出せと言っているわけではなく、いつ行ったという単なる県業務への問い合わせなのだから、それはおかしくないですかと言うが、即答できないという。
おーのと思いながら、「では検討した結果を連絡してほしい」と依頼する。が、反応がはっきりしないので「いいですね」と確認するが、それすらなかなかウンと言わない。この対応はいくらなんでもふざているので、「ダメならダメでいいので連絡もらえませんか」と、押し問答のようになった。さすがにやりとりを見ていた先輩格の職員が、あとで連絡しますと、引き取ってその場は収まったのだが、案の定退室して10分ほどで電話がかかり、検査の実績を口頭で知らせてくれた。
引き下がって開示請求をかけていたら(何の文書を請求させるつもりだったのかは不明だが)、2週間はかかるとこだった。
実は最近、自治体の情報公開が進んでいると言われる一方で、このような対応が増えてきている。「下手なことを言ったら大変」的な、判断回避なのだろう。判断をようしないのなら、この時は室内に課長がいたわけだから、その場で話をして対応してくれれば、電話代が節約できたのに・・・。
開示請求で県政情報課を煩わせるまでもなく、課で対応できることはかなりある。県政情報課では「そればあ課で考えて対応してくれや」、「何でもかんでも、持ってくなや」と言っているはずというか、実際に言ってる。
開示請求になるとコストもかかるし、時間もかかり結局県民サービスを低下させるので、開示請求を待つまでもなく提供できる情報は、積極的に提供していくべきなのだが、前述のような逆行現象みたいなことが目に付くのは、どうしたことだろう。たまたま対応した人のキャラの問題もあろうし、職員が度重なる攻撃に萎縮しているということもあるかもしれないが、何でもかんでも「開示請求を」というのは、開かれた県政への逆行である。現場の職員が考えて判断できる職場づくりをめざしてもらいたい。