2007年 01月 07日
プロトレックが壊れた |
この10年ほど、山に街にと体の一部のように使ってきた腕時計カシオのプロトレックについにトラブルが発生した。
使用しているのはPRT-30という高度計付きの初期モデル。高度計なしの登山はあり得ないほど密着して使ってきた。時計をはめたままヤブこぎや岩登りもだいぶやったので、傷だらけだが、機能に問題はなくまだまだ使えると思っていたのだが・・・。
高度計を使う理由
①山を高低差で、立体的にとらえやすくなるため、行程の全体像が把握しやすい。地形図だけだとじっくり読図しないと平面的になりがちであるが、高度計がかなりサポートしてくれる。結果的に読図能力も上がる。
②地形が単調でどうしても読図では現在位置が判断できない場合(視界の利かない沢の中や一本調子の尾根、斜面の途中など)、ドンぴしゃで現在地がわかる。これは特に沢登りの時には大きな武器に。
要するに読図がヘボなものほど高度計を使えというのが結論。ただいくら高価な時計を買っても、外気圧にあわせて誤差の調整をしなければ無益。これをできない人が結構多い。誤差の調整しないまま、「高度計が狂っている」「使えない」などとと言ってる人がかなりいるが、入山口で調整すれば、かなりの精度で十分実用になる。
さてウチのプロトレックのトラブルだが、ボディにバンドを付ける穴が劣化で欠けてしまった。この部分は樹脂製。ここには外力が集中してかかるわけで、この時計のウィークポイントだ。ヘビーな使用を想定する登山用の時計であれば、この部分は絶対メタルにすべきだった。
修理が可能かカシオ(広島)に問い合わせる。クリスタルガラスと一体になったケースごとの交換になるが、部品の在庫はないと断られた。で、HP上でこの手のカシオの時計の修理を専門にやっている業者に問い合わせると(東京)、部品は入手できるが(東京にはあるらしい)電池交換、送料込みで12000円くらいかかるとの見積(その後、やはり部品はなかったと連絡があった)。バンドも切れたのであわせるとこの時計を再び使うのに15000円いることになるが、そのの価格だと新品で現行機種に手が届いてしまうので断念し、オークションで同型機の中古を狙うことにする(幸い格安で落札できた)。
時計本体に全然問題ないのに、ガワのプラスチックがポロッと欠けただけで使えないというのは納得できない。デジカメでも同じようなことがあった。PENTAXの43WRという防水カメラの樹脂製の電池蓋が劣化で欠け、ニコンクールピクス3100の電池蓋も割れた。部品が入手できなければ電池がはまらずにオジャン。とにかく最近のペラペラのプラチッキーな製品はダメ。耐久性よりデザインばかりが優先されている。メーカーは蓋の強度が不足した設計ミスであることは十分承知しているわけで、せめて良心があるなら、蓋を別途増産してストックしておくべきだ。
最近のプロトレックの巨大化は勘弁してほしい。時計があまりにも出っ張っているのでザックを担ぐ時ひっかかる。自分のPRT-30は、ツインセンサーで比較的薄いほうだが、それでもよくひっかかる。PRT-30が限界でこれ以上デカイのはペケだ。スントやバリゴなど外国製のもデカイ。国産のカシオならせめてシンプルなモデルを出してほしいのだが、現行のカシオの高度計付き機種は、方位センサーや太陽電池まで装備してまさに牛乳瓶の底。デカすぎ。金属ボディでしっかり作った、シンプルなモデルがあれば絶対買うのに。
PRT-30にはないので電子コンパスの方位機能というものは使ったことないんだけど、あれは実用になりますか?コンパスを使いながら方位を維持して尾根を下るのであれば、通常のシルバコンパスを首にぶら下げてルートをとるほうがずっと確実な気がする。どなたかこの機能使ってる方いたら感想を教えてください。
使用しているのはPRT-30という高度計付きの初期モデル。高度計なしの登山はあり得ないほど密着して使ってきた。時計をはめたままヤブこぎや岩登りもだいぶやったので、傷だらけだが、機能に問題はなくまだまだ使えると思っていたのだが・・・。
高度計を使う理由
①山を高低差で、立体的にとらえやすくなるため、行程の全体像が把握しやすい。地形図だけだとじっくり読図しないと平面的になりがちであるが、高度計がかなりサポートしてくれる。結果的に読図能力も上がる。
②地形が単調でどうしても読図では現在位置が判断できない場合(視界の利かない沢の中や一本調子の尾根、斜面の途中など)、ドンぴしゃで現在地がわかる。これは特に沢登りの時には大きな武器に。
要するに読図がヘボなものほど高度計を使えというのが結論。ただいくら高価な時計を買っても、外気圧にあわせて誤差の調整をしなければ無益。これをできない人が結構多い。誤差の調整しないまま、「高度計が狂っている」「使えない」などとと言ってる人がかなりいるが、入山口で調整すれば、かなりの精度で十分実用になる。

さてウチのプロトレックのトラブルだが、ボディにバンドを付ける穴が劣化で欠けてしまった。この部分は樹脂製。ここには外力が集中してかかるわけで、この時計のウィークポイントだ。ヘビーな使用を想定する登山用の時計であれば、この部分は絶対メタルにすべきだった。
修理が可能かカシオ(広島)に問い合わせる。クリスタルガラスと一体になったケースごとの交換になるが、部品の在庫はないと断られた。で、HP上でこの手のカシオの時計の修理を専門にやっている業者に問い合わせると(東京)、部品は入手できるが(東京にはあるらしい)電池交換、送料込みで12000円くらいかかるとの見積(その後、やはり部品はなかったと連絡があった)。バンドも切れたのであわせるとこの時計を再び使うのに15000円いることになるが、そのの価格だと新品で現行機種に手が届いてしまうので断念し、オークションで同型機の中古を狙うことにする(幸い格安で落札できた)。
時計本体に全然問題ないのに、ガワのプラスチックがポロッと欠けただけで使えないというのは納得できない。デジカメでも同じようなことがあった。PENTAXの43WRという防水カメラの樹脂製の電池蓋が劣化で欠け、ニコンクールピクス3100の電池蓋も割れた。部品が入手できなければ電池がはまらずにオジャン。とにかく最近のペラペラのプラチッキーな製品はダメ。耐久性よりデザインばかりが優先されている。メーカーは蓋の強度が不足した設計ミスであることは十分承知しているわけで、せめて良心があるなら、蓋を別途増産してストックしておくべきだ。
最近のプロトレックの巨大化は勘弁してほしい。時計があまりにも出っ張っているのでザックを担ぐ時ひっかかる。自分のPRT-30は、ツインセンサーで比較的薄いほうだが、それでもよくひっかかる。PRT-30が限界でこれ以上デカイのはペケだ。スントやバリゴなど外国製のもデカイ。国産のカシオならせめてシンプルなモデルを出してほしいのだが、現行のカシオの高度計付き機種は、方位センサーや太陽電池まで装備してまさに牛乳瓶の底。デカすぎ。金属ボディでしっかり作った、シンプルなモデルがあれば絶対買うのに。
PRT-30にはないので電子コンパスの方位機能というものは使ったことないんだけど、あれは実用になりますか?コンパスを使いながら方位を維持して尾根を下るのであれば、通常のシルバコンパスを首にぶら下げてルートをとるほうがずっと確実な気がする。どなたかこの機能使ってる方いたら感想を教えてください。
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by tosahiro-k
| 2007-01-07 12:16
| その他
|
Comments(8)

出たてに購入したんですが、登山もせず機能を使用せず・・・今になって、登山をするようになり、再度PRT-30の復活ですが、使い方がわかりません、高度の設定を教えてくれませんか?
おたずねは誤差補正のことだと思いますが、①左下ボタンでALTモードに、②左上ボタン長押しで高度表示点滅、③右の上下ボタンでアジャスト、④左上ボタンで通常の高度点灯へ

PRT-30・・・聞いたことがあるなと思ったらら,持っていました。でも,山に出かけるときしか使っていません。毎日使っているのはPRT-70(アナログ派なのです)。最近の巨大なProTreckは使う気がしません。第一,あんな大きなものを付けて作業したらあちこちにぶつけて壊します。まあ,PRT-30のサイズが上限でしょう。ところで私はスキンダイビングもよくするのですが,高度計と水深計の両方がついた腕時計はあるのでしょうか。かつてCASIO製のアナログのものを持っていたのですが,ぶつけてこわしてしまってから,代替がなくて困っています。

あらら,よくみたらとてつもなく古い記事にコメントをつけていました。ごめんなさいm( )m
腕時計については今度書こうと思ってますが、自分は日常は自動巻きの機械式ダイバーを使っています。デジタルは、山の時だけです。水深計と高度計はよくわからないですが、たとえばPRT-30でもぐったら、表示はどうなるんですか?壊れるのだろうか。

初めまして。
高度計の使い方でググってこちらに辿り着きました。
私のはPRL20(Leyです)のツインセンサーなのですが、
補正誤差の方法がわからず困っておりました。
上記コメントを元に操作してみましたら、無事に修正する事が
できました。
ありがとうございました。
高度計の使い方でググってこちらに辿り着きました。
私のはPRL20(Leyです)のツインセンサーなのですが、
補正誤差の方法がわからず困っておりました。
上記コメントを元に操作してみましたら、無事に修正する事が
できました。
ありがとうございました。
自宅を出る時に修正しておけば、山中では相当な戦力なると思いますので、活用してやってください。
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このご連絡は当社個人情報保護方針(www.willvii.co.jp/privacy.html)
に則り、下記モノフェローズ制度のご説明を目的として行っております。
問題がありましたら、個人情報、苦情相談窓口責任者(privacy@willvii.co.jp)
へお寄せいただきますようお願いいたします。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
はじめまして、中田宏 様。
突然のご連絡を失礼いたします。
私は「みんなのポスト」という家電とゲームレビューサイトを運営しております
WillVii株式会社の藤井と申します。
弊社ではモノフェローズサービスで優秀なレビュー記事、特に山登りやトレッキングを趣味になさっている
ブロガー様を探しており、こちらの“JBL4344とプラスα”を拝見させていただくことになりました。
もしご興味をお持ち頂けましたら、メールにて話をお聞きいただけませんでしょうか?
なにとぞご検討のほどよろしくお願いします。
__________
WillVii株式会社 藤井
jp-mofe@minpos.jp
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はじめまして、中田宏 様。
突然のご連絡を失礼いたします。
私は「みんなのポスト」という家電とゲームレビューサイトを運営しております
WillVii株式会社の藤井と申します。
弊社ではモノフェローズサービスで優秀なレビュー記事、特に山登りやトレッキングを趣味になさっている
ブロガー様を探しており、こちらの“JBL4344とプラスα”を拝見させていただくことになりました。
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