2007年 04月 07日
東洋町から |
東洋町へ行ってきた。高レベル放射性廃棄物最終処分場の騒動が勃発してから、県議会や基金協会問題などとも重なっていたこともあり、一度も現地に行けていなかったので、ものすごく久しぶりに岬をまわった。
以前に行ったのは確か80年代前半、実はこっぱずかしいので、ここだけにしてほしいが(笑)、ワタクシはサーファーだった(現在の風貌からは想像がつかないと思うけど)。当時は平野とか幡多方面に行くことが多かったので、生見はめったにいかなかったが(阪神方面から人がたくさんくるので、マナーが傍若無人、芋を洗うようだったので)。
高知県にはサーフスポットは多い。河口なら物部川、仁淀川(上級者向き)、ビーチ(初級者向き)は生見、平野、入野など。また台風がはるか沖にある時には普段はできないところが絶好のポイントになる(手結の海水浴場とか土佐清水の布とか)。自分のレベルではまねごとでしかなかったが、サーフィンというのは一本の波に一人しか乗れず、波の奪いあいが醜くいのでイヤになり遠ざかってしまった。
そこで、四半世紀ぶりの東洋町であるが、道路事情は当時とほとんど変わらず、所要時間も2時間半程度のまま。室戸の手前の変に狭いところがよくなった程度で、西部地域の激変ぶりと比して、時間が止まったようである。
変わったのは、その寂れぶり。尋常ではなかった。一番困ったのは店がないこと。食料を調達するのにも非常に不便で、室戸から東洋町に入ると、徳島へぬけるまで国道沿いには見事に一
軒も小売店がない。役場の前のコンビニは閉店していて、目立つのは、つぶれたホテルばかりだ。金を落としたくても、使うところがない。地域の疲弊ぶりを改めて実感した。
橋本知事と田嶋前東洋町長との会談の内容については、高知民報のHPで動画を配信しているので、そちらを見ていただきたいが、確かに田嶋氏が言っていたように辞職した後は「私人」なわけで、文献調査を撤回する権限もないのであるから、話のピントが合わないのは、致し方がないところである。
しかし、今回の会談に至る経過で、この問題で知事は日和見をこかない、ブレない、言ったことはやるということを県内外に強くアピールすることができたのは収穫だった。
現地の反対派の女性陣が知事を歓迎するために役場に大挙押し寄せて待っていた時に、知事はまだかと、首を長くして待っていると、お、黒塗りがやってくるではないか。これに違いないと思い、そばのオバチャンに「きたみたいなで」とささやく。「うわーっ」と歓声があがるが、通り過ぎた車に載っていた人は知事ではなく、先乗りのT河部長だった。「あんた、違うやんか」とオバチャンに叱られた。
写真は生見の浜。サーファーが結構来ていた。
以前に行ったのは確か80年代前半、実はこっぱずかしいので、ここだけにしてほしいが(笑)、ワタクシはサーファーだった(現在の風貌からは想像がつかないと思うけど)。当時は平野とか幡多方面に行くことが多かったので、生見はめったにいかなかったが(阪神方面から人がたくさんくるので、マナーが傍若無人、芋を洗うようだったので)。
高知県にはサーフスポットは多い。河口なら物部川、仁淀川(上級者向き)、ビーチ(初級者向き)は生見、平野、入野など。また台風がはるか沖にある時には普段はできないところが絶好のポイントになる(手結の海水浴場とか土佐清水の布とか)。自分のレベルではまねごとでしかなかったが、サーフィンというのは一本の波に一人しか乗れず、波の奪いあいが醜くいのでイヤになり遠ざかってしまった。
そこで、四半世紀ぶりの東洋町であるが、道路事情は当時とほとんど変わらず、所要時間も2時間半程度のまま。室戸の手前の変に狭いところがよくなった程度で、西部地域の激変ぶりと比して、時間が止まったようである。
変わったのは、その寂れぶり。尋常ではなかった。一番困ったのは店がないこと。食料を調達するのにも非常に不便で、室戸から東洋町に入ると、徳島へぬけるまで国道沿いには見事に一
軒も小売店がない。役場の前のコンビニは閉店していて、目立つのは、つぶれたホテルばかりだ。金を落としたくても、使うところがない。地域の疲弊ぶりを改めて実感した。
橋本知事と田嶋前東洋町長との会談の内容については、高知民報のHPで動画を配信しているので、そちらを見ていただきたいが、確かに田嶋氏が言っていたように辞職した後は「私人」なわけで、文献調査を撤回する権限もないのであるから、話のピントが合わないのは、致し方がないところである。
しかし、今回の会談に至る経過で、この問題で知事は日和見をこかない、ブレない、言ったことはやるということを県内外に強くアピールすることができたのは収穫だった。
現地の反対派の女性陣が知事を歓迎するために役場に大挙押し寄せて待っていた時に、知事はまだかと、首を長くして待っていると、お、黒塗りがやってくるではないか。これに違いないと思い、そばのオバチャンに「きたみたいなで」とささやく。「うわーっ」と歓声があがるが、通り過ぎた車に載っていた人は知事ではなく、先乗りのT河部長だった。「あんた、違うやんか」とオバチャンに叱られた。
写真は生見の浜。サーファーが結構来ていた。
by tosahiro-k
| 2007-04-07 17:05
| 取材こぼれ話