2007年 06月 12日
対教師暴力 |
ある中学校で対教師暴力のトラブルがあり、教師側の訴えにより生徒が逮捕された。高新の報道によると打撲で全治7日とあるので、幸い怪我は軽傷だったようだが、加害生徒は、逮捕され身柄を拘束された。
傷害には違いないが、取り調べるにしても、逃亡や証拠隠滅のおそれがあるようにも思えない軽傷の事案を逮捕までして取り調べる必要があるのか疑問だ。
教師が生徒を警察に突き出すということは、生徒との人間関係を教師側から断ち切るに等しいことであるから、教育者としては最終手段の苦渋の決断だと思うのだが、この中学校に限らず最近はそれも変わってきているようで、生徒をサツに売った学校と呼ばれるのは格好悪いと世間体は気にしても、生徒との人間関係を真剣に考えている様子が伝わってこない。
正直、生徒が暴れて教師に怪我をさせるというトラディショナルなトラブルより、今でも真顔で同和教育の必要性を説く「人権派」教師達が、さしたる抵抗もなく生徒を警察に突き出せる学校の現状のほうが怖い。
生徒間の暴力事件では、加害者が強者で、被害者が弱者にあたるが、対教師暴力が事件化した場合には、加害生徒と教師の力関係は圧倒的に教師に有利となる。なにせ学校における権力者である教師に警察権力というバックがつく。鬼に金棒である。
であるからしばらく表面上は生徒に指導が通るようになるかもしれない。しかし、これはまったく教育とは無縁な行為であるから、生徒の抱える問題が解決されないままでは、より陰湿で深刻な形で暴発することになる。
対教師暴力など生徒の問題行動がおきるたび、必ず、家庭に問題がある、反省が足りない、母親は何をやっているのか、と水に落ちた犬を叩くがごとくさらに追いつめる声が出る。確かに想像を絶する大変な家庭の状況が現実にあり、問題をあげつらうのは誰にでもできるが、圧倒的弱者である加害生徒とその家庭を、高いところからよってたかってムチ打ち、追いつめて、それで何かが解決するとは思えない。結局、学校や地域から問題のある生徒を放逐するだけにしかならないのではないか。
傷害には違いないが、取り調べるにしても、逃亡や証拠隠滅のおそれがあるようにも思えない軽傷の事案を逮捕までして取り調べる必要があるのか疑問だ。
教師が生徒を警察に突き出すということは、生徒との人間関係を教師側から断ち切るに等しいことであるから、教育者としては最終手段の苦渋の決断だと思うのだが、この中学校に限らず最近はそれも変わってきているようで、生徒をサツに売った学校と呼ばれるのは格好悪いと世間体は気にしても、生徒との人間関係を真剣に考えている様子が伝わってこない。
正直、生徒が暴れて教師に怪我をさせるというトラディショナルなトラブルより、今でも真顔で同和教育の必要性を説く「人権派」教師達が、さしたる抵抗もなく生徒を警察に突き出せる学校の現状のほうが怖い。
生徒間の暴力事件では、加害者が強者で、被害者が弱者にあたるが、対教師暴力が事件化した場合には、加害生徒と教師の力関係は圧倒的に教師に有利となる。なにせ学校における権力者である教師に警察権力というバックがつく。鬼に金棒である。
であるからしばらく表面上は生徒に指導が通るようになるかもしれない。しかし、これはまったく教育とは無縁な行為であるから、生徒の抱える問題が解決されないままでは、より陰湿で深刻な形で暴発することになる。
対教師暴力など生徒の問題行動がおきるたび、必ず、家庭に問題がある、反省が足りない、母親は何をやっているのか、と水に落ちた犬を叩くがごとくさらに追いつめる声が出る。確かに想像を絶する大変な家庭の状況が現実にあり、問題をあげつらうのは誰にでもできるが、圧倒的弱者である加害生徒とその家庭を、高いところからよってたかってムチ打ち、追いつめて、それで何かが解決するとは思えない。結局、学校や地域から問題のある生徒を放逐するだけにしかならないのではないか。
by tosahiro-k
| 2007-06-12 00:34
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