2007年 11月 13日
フリープレス |
米ニュージャーナリズムの旗手として知られたノーマン・メイラーが死去したという。
ニュージャーナリズムというのは、あまり詳しくないのだが、報道と文学との融合、ノンフィクション文学みたいなものなのだが、このジャンルの確立によって社会性のある話題が文学から除去されてしまい、米文学が内向的な精神世界ばかりに目を向けて力をそがれたというハルバースタムの指摘は興味深い。
そこで、遅ればせながら、最近ハルバースタムのベストアンドブライテストを読んでいる。
それにしてもアメリカの新聞の状況、日本との違いというのは、非常に面白い。米憲法修正1条には「フリープレス」が明記されており、政府を批判するプレスの自由な活動は、アメリカの建国の理念そのものである。もちろんイラク戦争での報道規制や9・11テロ以降の集団ヒステリー状態など、米のフリープレスの状況もはなはだ怪しいものであるが、それでもやはり、フリープレスへのこだわり、意識というのは、日本よりも遙かにアメリカのほうが進んでいる。
米海軍は昨年、イージス艦「ラッセル」の内部の取材を高知民報にも許可して、館長に質問もさせた。通り一遍の会見でしかなかったけど、質問する時は、専門的知識もなく、さすがに焦った。この時高新のH田氏は、搭載している迎撃ミサイルがSM2だかSM3だとかかなりマニアックな質問をしていたことを覚えている。
その一方で、高知県議会議会運営委員会は、記者クラブ限定で高知民報は未だに入れないし、県民の傍聴もできないのは、どうしたことだろうか。お堀のむこうの高知市議会では、議運だろうが、代表者会だろうか、制限なしに取材できるし、委員会や本会議でネット配信のための動画の撮影でさえOKされているというのに。高知県議会の後進性はマジやばいと思いますね。
ニュージャーナリズムというのは、あまり詳しくないのだが、報道と文学との融合、ノンフィクション文学みたいなものなのだが、このジャンルの確立によって社会性のある話題が文学から除去されてしまい、米文学が内向的な精神世界ばかりに目を向けて力をそがれたというハルバースタムの指摘は興味深い。
そこで、遅ればせながら、最近ハルバースタムのベストアンドブライテストを読んでいる。
それにしてもアメリカの新聞の状況、日本との違いというのは、非常に面白い。米憲法修正1条には「フリープレス」が明記されており、政府を批判するプレスの自由な活動は、アメリカの建国の理念そのものである。もちろんイラク戦争での報道規制や9・11テロ以降の集団ヒステリー状態など、米のフリープレスの状況もはなはだ怪しいものであるが、それでもやはり、フリープレスへのこだわり、意識というのは、日本よりも遙かにアメリカのほうが進んでいる。
米海軍は昨年、イージス艦「ラッセル」の内部の取材を高知民報にも許可して、館長に質問もさせた。通り一遍の会見でしかなかったけど、質問する時は、専門的知識もなく、さすがに焦った。この時高新のH田氏は、搭載している迎撃ミサイルがSM2だかSM3だとかかなりマニアックな質問をしていたことを覚えている。
その一方で、高知県議会議会運営委員会は、記者クラブ限定で高知民報は未だに入れないし、県民の傍聴もできないのは、どうしたことだろうか。お堀のむこうの高知市議会では、議運だろうが、代表者会だろうか、制限なしに取材できるし、委員会や本会議でネット配信のための動画の撮影でさえOKされているというのに。高知県議会の後進性はマジやばいと思いますね。
by tosahiro-k
| 2007-11-13 12:24
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