2008年 04月 04日
橋本大二郎氏 ブログ復活 |
橋本氏がブログを復活した。ここ数ヶ月沈黙を守っていたのだが、出馬選挙区を決めたということもあって、アピールを再開しはじめたのだろう。
「せんたく」からのけものにされたこと、東国原宮崎県知事への評価、道路財源に固執せざるをえない知事の立場など興味深い記述があった。
橋本氏が出馬する選挙区は、直前まで2区もあるという人がいたし、昨年12月から1区しかないと言い切る人もいたが、今にして思えば、国会議員は衆議院だけで参議院は国会議員のうちにはいらないと公然と言ってのける美学の持ち主であれば、県庁所在地へのこだわり、1区以外は格下という感覚は、当然もっていただろうから、1区というのは、彼にすれば、当然の帰結のような気もする。
自民党の行き詰りはもはや末期的状態、かたや民主党も、いまひとつぱっとしないという中で、国民のエネルギーは猛烈に高まってフラストレーションは急上昇。風雲急を告げてきた。乱世を巧みに泳いで、かつての細川氏のように、急上昇を狙っているのだろう。彼のこのあたりの嗅覚、機を見る感覚は抜群で、共産党も見習わなければならないのだが、ただ今回は、橋本氏が考えているようにうまくいくだろうか。
橋本氏は「政界再編の触媒」となるという。触媒というのは、たぶん、化学反応を促進させるもので、それ自身は変化しないものというような意味だと思うので、自民党と民主党をかけあわせて、自民党の旧態依然とした部分・族議員や靖国派などをとり除き、民主党の自治労・解同的なものを取り除いた、新しい集団をつくる、自分の座標は変わらない。というようなことを考えているのかなと、彼のこれまでの言動からは想像できる。旗印は「地方自治を憲法に加える」ことなど、国と地方のあり方になっていくはずだ。
が、自民党から旧態依然としたものをマイナスし、民主党から自治労・解同的なものを引いて何か残るのか?
結局のところ、彼が高知県政で特筆すべき成果をあげることができた理由は、容共政策に尽きると思うが、国政でも、本気でそこまで踏み込み、そういう政治集団が生まれれば、たいしたもので、日本国が変わっていく可能性を秘めたものに育っていくかもしれないが、それは難しいだろう。自治体レベルとは桁違いの抵抗、攻撃がかかる。
結局、今までの延長線で、いくらあれこれいじったところで、何か新しいものが出てくることは期待できない。日本新党の二の舞になりかねないのではないだろうか。
「せんたく」からのけものにされたこと、東国原宮崎県知事への評価、道路財源に固執せざるをえない知事の立場など興味深い記述があった。
橋本氏が出馬する選挙区は、直前まで2区もあるという人がいたし、昨年12月から1区しかないと言い切る人もいたが、今にして思えば、国会議員は衆議院だけで参議院は国会議員のうちにはいらないと公然と言ってのける美学の持ち主であれば、県庁所在地へのこだわり、1区以外は格下という感覚は、当然もっていただろうから、1区というのは、彼にすれば、当然の帰結のような気もする。
自民党の行き詰りはもはや末期的状態、かたや民主党も、いまひとつぱっとしないという中で、国民のエネルギーは猛烈に高まってフラストレーションは急上昇。風雲急を告げてきた。乱世を巧みに泳いで、かつての細川氏のように、急上昇を狙っているのだろう。彼のこのあたりの嗅覚、機を見る感覚は抜群で、共産党も見習わなければならないのだが、ただ今回は、橋本氏が考えているようにうまくいくだろうか。
橋本氏は「政界再編の触媒」となるという。触媒というのは、たぶん、化学反応を促進させるもので、それ自身は変化しないものというような意味だと思うので、自民党と民主党をかけあわせて、自民党の旧態依然とした部分・族議員や靖国派などをとり除き、民主党の自治労・解同的なものを取り除いた、新しい集団をつくる、自分の座標は変わらない。というようなことを考えているのかなと、彼のこれまでの言動からは想像できる。旗印は「地方自治を憲法に加える」ことなど、国と地方のあり方になっていくはずだ。
が、自民党から旧態依然としたものをマイナスし、民主党から自治労・解同的なものを引いて何か残るのか?
結局のところ、彼が高知県政で特筆すべき成果をあげることができた理由は、容共政策に尽きると思うが、国政でも、本気でそこまで踏み込み、そういう政治集団が生まれれば、たいしたもので、日本国が変わっていく可能性を秘めたものに育っていくかもしれないが、それは難しいだろう。自治体レベルとは桁違いの抵抗、攻撃がかかる。
結局、今までの延長線で、いくらあれこれいじったところで、何か新しいものが出てくることは期待できない。日本新党の二の舞になりかねないのではないだろうか。
by tosahiro-k
| 2008-04-04 12:45
| 取材こぼれ話