2008年 04月 21日
地デジ 民放対応 |
高新に、地デジに対応するための民放がつくる中継局が、自力整備困難になっており、一部の地域でこれまで映っていた民放が見られなくなると書かれていた。で、それは市町村が補助金を出さないからケシカランという趣旨のことも書かれ、さらに国の放送事業者への対応を求めていた。
自分は地デジ問題は、結構勉強してきたつもりだが、民放の中継局の問題については、あまり関心は持っていなかった。が、今回の高知新聞の主張については、ちょっと違うような気がしている。後日ちゃんと調べるつもりだが、とりあえず言えるのはNHKと民放テレビを同じ土俵で論じることはできないということ。
NHKは法で「あまねく」国民に放送を提供する義務を課せられており、各家庭への最低限の情報として、これが映らない家があってはならない。
しかし、民放は、コマーシャル、あくまでも商業放送なので、投資に見合うリターンが期待できない地域に、無理やり映すことはしないし、できない。であるから、高知県では、いまだにテレビ朝日をみることはできないし、さんさんテレビは後発で資力が弱小のために中継局が少なく映らない地域は今もどっさりある。
つまり民放には、全部見せるというつもりは、はじめからないし、そういう性格のものではない。であるから商業ベースに合わないからと言って、市町村に金を出せというのは、いささか暴論だ。なぜ過疎地の金のない自治体ほど、テレビ局という営利会社のために税をつっこまなくてはならないのか。そもそも、こんなド田舎の70万人台しかいない県に民放3社は過密がすぎる。※徳島は民放1社だけ。あとは大阪のチャンネルを見ている。香川は岡山とセットで5社、愛媛は4社。
今回、新たに民放の見られなくなる家庭が生まれるとすれば(おそらくRKCがアナログ中継局数が多いので一番影響があると思われる)、NHKは映るようにNHK側の責任で行われるのであるから、ローカル情報はNHKで見てもらって、民放については、どうしても見たいというのであれば、衛星でキー局の番組を流す仕組みを構築すればよいのではないだろうか。民放にローカル色は実際にはほとんどないわけだし。
もちろん国策なのであるから、国に責任をとらせることが必要であり、国は平成20年度は中継局建設のために放送事業者に2分の1の補助を出す制度を作っているのだが、この活用についてはどうなっているのだろうか。あの記事では分からなかった。
ひょっとしてあの記事、高知放送が中継局をつくらず、この機に「撤退」するところへの、アリバイのように読めてしまうのは、考えすぎだろうか。
自分は地デジ問題は、結構勉強してきたつもりだが、民放の中継局の問題については、あまり関心は持っていなかった。が、今回の高知新聞の主張については、ちょっと違うような気がしている。後日ちゃんと調べるつもりだが、とりあえず言えるのはNHKと民放テレビを同じ土俵で論じることはできないということ。
NHKは法で「あまねく」国民に放送を提供する義務を課せられており、各家庭への最低限の情報として、これが映らない家があってはならない。
しかし、民放は、コマーシャル、あくまでも商業放送なので、投資に見合うリターンが期待できない地域に、無理やり映すことはしないし、できない。であるから、高知県では、いまだにテレビ朝日をみることはできないし、さんさんテレビは後発で資力が弱小のために中継局が少なく映らない地域は今もどっさりある。
つまり民放には、全部見せるというつもりは、はじめからないし、そういう性格のものではない。であるから商業ベースに合わないからと言って、市町村に金を出せというのは、いささか暴論だ。なぜ過疎地の金のない自治体ほど、テレビ局という営利会社のために税をつっこまなくてはならないのか。そもそも、こんなド田舎の70万人台しかいない県に民放3社は過密がすぎる。※徳島は民放1社だけ。あとは大阪のチャンネルを見ている。香川は岡山とセットで5社、愛媛は4社。
今回、新たに民放の見られなくなる家庭が生まれるとすれば(おそらくRKCがアナログ中継局数が多いので一番影響があると思われる)、NHKは映るようにNHK側の責任で行われるのであるから、ローカル情報はNHKで見てもらって、民放については、どうしても見たいというのであれば、衛星でキー局の番組を流す仕組みを構築すればよいのではないだろうか。民放にローカル色は実際にはほとんどないわけだし。
もちろん国策なのであるから、国に責任をとらせることが必要であり、国は平成20年度は中継局建設のために放送事業者に2分の1の補助を出す制度を作っているのだが、この活用についてはどうなっているのだろうか。あの記事では分からなかった。
ひょっとしてあの記事、高知放送が中継局をつくらず、この機に「撤退」するところへの、アリバイのように読めてしまうのは、考えすぎだろうか。
by tosahiro-k
| 2008-04-21 00:03
| 取材こぼれ話