2008年 05月 12日
道路整備費財特法「再可決」求める集会 |
本日の道路整備費財特法の集会。県や市町村が、「衆院で再可決をせよ」と迫る異様な催しとなった。「土佐はちきん連合」があいもかわらず「頑張って」いたのでズッコケたが、今回は前回とは異なり主催から県がはずれ、県費も出さない方法で処理するというので、多少はカムフラージュされている。しかしその内容は国会に「再可決」せよと指図するイヤラシイものだった。
この法律の柱は、道路特定財源を今後10年間維持し続けるもので、福田首相の「一般財源化」の公約とも矛盾し、圧倒的な国民の願いと相反する。この法律には地方への臨時交付金が抱き合わせになっていることから(市町村への影響が大きい)、「法律が通らないと交付金がなくなる」→「道がいっさいできなくなる」という飛躍した論法で、「命の道を止めるな」、「とにかく再可決を」ということになっていた。
別にこの法律がポシャッても国がその気になれば、交付金など新たな法律ですぐ手当すればよいわけで、抱き合わせは自治体を動員するための「人質」の意味しかない。
参議院で否決されたこの法律を、選挙の審判を一度も受けていない福田内閣と郵政パニックで得た虚構の議席で、ガソリン税復活に続きまたもや「再可決しろ」と官製の集会デモをする、その神経が分からない。再可決というなら、そのことを公約にして選挙をやって、それで再び3分の2が得られれば思う存分やればよい。
自民・公明の再可決は県民に真っ向から挑戦するものであり、県はその共犯者となった。県民との信頼関係を台無しにする愚行でしかない。
知事や県幹部の方々は、市民の冷ややかな反応にお気づきだろうか。「これ何の騒ぎですか」と自分に聞いてきた女性に「再可決を早ようやれというデモですよ」と言うと顔をしかめられた。前県政は、県民世論をバックに国にもの申すというのがスタンスであったと思うが、今やっているのは国と一体になって県民に負担を押しつける役回りを自ら演じているわけで、そのツケは大きいだろう。
余談。本日のデモが大橋通りのアーケードに入る直前まで、ローソンの前にコンビニ袋を持った橋本大二郎氏がいたので仰天した。自分は一人だけ先に道路を横断していたので気が付いたが、他の人はおそらく知らない。デモの先頭には尾崎知事はもちろん、橋本氏の天敵・自民党国会議員や反橋本の闘士の県議のセンセイがどっさりおるわけで、ニアミスには、こっちが焦った。
橋本氏に「道路特定財源再可決のデモなんですよ」と言うと苦笑いしていたが、デモ隊がすぐそこに迫ってくる中、迎えの車がすーっと来て、橋本氏は去って行った。いやはやビックリ。その時に、ついでに例の週刊ポストの部落問題の取材についても立ち話をすることができた。
それともう一つ。今日の集会でとうとう見つけましたよ、ザとダが上手く言えない人。集会決議を読み上げた安芸の女性市議が「ドーロトクテイダイゲン」と何度も言っていたので聞いた人も多いだろう。ということは安芸でも言うのだろうか。いやひょっとすると吾川郡から嫁に行っている人かもしれないし、そこは分からないのだが、この方が決議を読み上げるのを聞きながら、懐かしくて一人ニヤニヤしておりました。
この法律の柱は、道路特定財源を今後10年間維持し続けるもので、福田首相の「一般財源化」の公約とも矛盾し、圧倒的な国民の願いと相反する。この法律には地方への臨時交付金が抱き合わせになっていることから(市町村への影響が大きい)、「法律が通らないと交付金がなくなる」→「道がいっさいできなくなる」という飛躍した論法で、「命の道を止めるな」、「とにかく再可決を」ということになっていた。
別にこの法律がポシャッても国がその気になれば、交付金など新たな法律ですぐ手当すればよいわけで、抱き合わせは自治体を動員するための「人質」の意味しかない。
参議院で否決されたこの法律を、選挙の審判を一度も受けていない福田内閣と郵政パニックで得た虚構の議席で、ガソリン税復活に続きまたもや「再可決しろ」と官製の集会デモをする、その神経が分からない。再可決というなら、そのことを公約にして選挙をやって、それで再び3分の2が得られれば思う存分やればよい。
自民・公明の再可決は県民に真っ向から挑戦するものであり、県はその共犯者となった。県民との信頼関係を台無しにする愚行でしかない。
知事や県幹部の方々は、市民の冷ややかな反応にお気づきだろうか。「これ何の騒ぎですか」と自分に聞いてきた女性に「再可決を早ようやれというデモですよ」と言うと顔をしかめられた。前県政は、県民世論をバックに国にもの申すというのがスタンスであったと思うが、今やっているのは国と一体になって県民に負担を押しつける役回りを自ら演じているわけで、そのツケは大きいだろう。
余談。本日のデモが大橋通りのアーケードに入る直前まで、ローソンの前にコンビニ袋を持った橋本大二郎氏がいたので仰天した。自分は一人だけ先に道路を横断していたので気が付いたが、他の人はおそらく知らない。デモの先頭には尾崎知事はもちろん、橋本氏の天敵・自民党国会議員や反橋本の闘士の県議のセンセイがどっさりおるわけで、ニアミスには、こっちが焦った。
橋本氏に「道路特定財源再可決のデモなんですよ」と言うと苦笑いしていたが、デモ隊がすぐそこに迫ってくる中、迎えの車がすーっと来て、橋本氏は去って行った。いやはやビックリ。その時に、ついでに例の週刊ポストの部落問題の取材についても立ち話をすることができた。
それともう一つ。今日の集会でとうとう見つけましたよ、ザとダが上手く言えない人。集会決議を読み上げた安芸の女性市議が「ドーロトクテイダイゲン」と何度も言っていたので聞いた人も多いだろう。ということは安芸でも言うのだろうか。いやひょっとすると吾川郡から嫁に行っている人かもしれないし、そこは分からないのだが、この方が決議を読み上げるのを聞きながら、懐かしくて一人ニヤニヤしておりました。
by tosahiro-k
| 2008-05-12 23:21
| 取材こぼれ話