2008年 09月 03日
吉川教育長急死 |
吉川明男・高知市教育長が急死した。本日未明、自宅での心筋梗塞だったという。持病があったわけではなく、まったくの突然死。学校給食民営化、追手前小廃校、高校学区の廃止、学テ対応などなど、重要課題が山積する中での過労死だろう。
以前、毎晩のように猛暑の中を住民説明に出向く吉川氏の体調を心配する記事を書いたことがあったのだが、8月28日夜の新堀・追手前小が統合する新校の校名検討委員会の席で、その記事を目にした吉川氏本人に「中田君が気を使ってくれていて、励まされた。またがんばるき」とニコニコしながら話しかけてもらったこともあって、突然の訃報にあまりの衝撃に言葉を失った。
29日に市共闘の会合に出てきた吉川氏を見たのが自分が彼に会った最後で、この時は高校学区撤廃反対で頑張るつもりだと元気に言っていたのだが、その時「腹を出して寝ていて風邪を引いたようで声がでない」と言っていたのが気になったので、会が終わった後「夏の疲れがでちゅうがですよ。ちょっとゆっくりしてください」と話したのが最後になった。
2日夜は飲み会だったが、本人はほとんど飲まずウーロン茶で10時頃には帰宅し、お茶漬けを食べて寝たそうだ。疲れ気味ではあったが、特に変ったところはなかったという。
ワンマンでトップスピードで突っ走った吉川氏だが、商店街のための追手前小跡地利用や、職員定員削減と新規採用抑制(調理師)という、結局は岡崎市長の敷いたレールなのに市長本人が隠れて出てこず先頭を走らされていたわけで、心底気の毒だと思う。
吉川氏には、子供が城北中に通っている時には、学年の荒れや加配配置のこと、少人数クラスの問題などで、幾度となく話をして相談にも乗ってもらった。ほんとうに気さくに「よっしゃ」と話を聞いてもらったことが思い出される。また彼の独断だと思うが、学童保育の待機児童ゼロへと大きく踏み出したこと、県教委が出してくる学区制廃止に猛然と反対したことなどは高く評価されるべきものだ。
訃報を聞いて、彼とは立場を異にする人からも、一様に驚きと死を惜しむ声が上がっていたのが印象的だった。高知県の教育界は、かけがえのない人材を失った。
以前、毎晩のように猛暑の中を住民説明に出向く吉川氏の体調を心配する記事を書いたことがあったのだが、8月28日夜の新堀・追手前小が統合する新校の校名検討委員会の席で、その記事を目にした吉川氏本人に「中田君が気を使ってくれていて、励まされた。またがんばるき」とニコニコしながら話しかけてもらったこともあって、突然の訃報にあまりの衝撃に言葉を失った。
29日に市共闘の会合に出てきた吉川氏を見たのが自分が彼に会った最後で、この時は高校学区撤廃反対で頑張るつもりだと元気に言っていたのだが、その時「腹を出して寝ていて風邪を引いたようで声がでない」と言っていたのが気になったので、会が終わった後「夏の疲れがでちゅうがですよ。ちょっとゆっくりしてください」と話したのが最後になった。
2日夜は飲み会だったが、本人はほとんど飲まずウーロン茶で10時頃には帰宅し、お茶漬けを食べて寝たそうだ。疲れ気味ではあったが、特に変ったところはなかったという。
ワンマンでトップスピードで突っ走った吉川氏だが、商店街のための追手前小跡地利用や、職員定員削減と新規採用抑制(調理師)という、結局は岡崎市長の敷いたレールなのに市長本人が隠れて出てこず先頭を走らされていたわけで、心底気の毒だと思う。
吉川氏には、子供が城北中に通っている時には、学年の荒れや加配配置のこと、少人数クラスの問題などで、幾度となく話をして相談にも乗ってもらった。ほんとうに気さくに「よっしゃ」と話を聞いてもらったことが思い出される。また彼の独断だと思うが、学童保育の待機児童ゼロへと大きく踏み出したこと、県教委が出してくる学区制廃止に猛然と反対したことなどは高く評価されるべきものだ。
訃報を聞いて、彼とは立場を異にする人からも、一様に驚きと死を惜しむ声が上がっていたのが印象的だった。高知県の教育界は、かけがえのない人材を失った。
by tosahiro-k
| 2008-09-03 11:21
| 取材こぼれ話