2008年 10月 28日
橋下知事と私学助成 |
橋下大阪府知事が、私学助成削減に反対する高校生との話し合いで、またもや貧困なその教育観を披露した。
この高校生たちは「大阪維新プログラム」なる開発温存・生活破壊計画によって、今でも全国で最下位クラスの大阪の私学助成をさらに大幅に切り下げる計画に抗議していた。家庭の教育費の負担は限界に達しており、当然の要求だ。
うちは公立派だが、私学も公教育を支えている重要な一角であり、私学助成は当然必要であると考えている。憲法違反だとかいうアホな議論にはつきあえない。
「なぜ公立にいかないのか」、「いやなら外国にいけ」・・・。昔よくいた「日本がいやならソ連に行け」というようなヨーダイおじさんを思い出させる橋下知事の言いぐさには、言葉もない。
そういうことを言うのは、私学に頼らなくても、すべて公で教育を担えるだけの態勢をつくってからにしてほしい。私学によって抑制されている公の教育費負担は膨大だ。私学がなくなれば、どれだけ先生を増やし、学校を建てなければならないのか。そうなれば一番困るのは公だろう。少し考えれば誰にでも分かる。
「大阪の財政をよくすることは私たちを苦しめることなのか」という高校生の訴えは、開発は温存するが教育を平気で削る橋下路線の急所を突いていた。だからこそ、知事もムキになり言い負かしたつもりなのだろうが、ディベートでは言い負かしたかもしれないが、勝負では知事の負けだろう。
今、産経で橋下知事の生い立ちの連載の第3部をやっているが、山っ気丸出し、金にガツガツしていた弁護士1年生の時のエピソードが載っていて面白い。ノウハウを盗むために弁護士事務所に入るが、盗むだけ盗んだらポイ。面倒をみた先輩弁護士は、一様に橋下のことをボロクソに言う。自己中心、他人を平気で利用するという彼の本質がよく出ている話だと思って読んだ。
この高校生たちは「大阪維新プログラム」なる開発温存・生活破壊計画によって、今でも全国で最下位クラスの大阪の私学助成をさらに大幅に切り下げる計画に抗議していた。家庭の教育費の負担は限界に達しており、当然の要求だ。
うちは公立派だが、私学も公教育を支えている重要な一角であり、私学助成は当然必要であると考えている。憲法違反だとかいうアホな議論にはつきあえない。
「なぜ公立にいかないのか」、「いやなら外国にいけ」・・・。昔よくいた「日本がいやならソ連に行け」というようなヨーダイおじさんを思い出させる橋下知事の言いぐさには、言葉もない。
そういうことを言うのは、私学に頼らなくても、すべて公で教育を担えるだけの態勢をつくってからにしてほしい。私学によって抑制されている公の教育費負担は膨大だ。私学がなくなれば、どれだけ先生を増やし、学校を建てなければならないのか。そうなれば一番困るのは公だろう。少し考えれば誰にでも分かる。
「大阪の財政をよくすることは私たちを苦しめることなのか」という高校生の訴えは、開発は温存するが教育を平気で削る橋下路線の急所を突いていた。だからこそ、知事もムキになり言い負かしたつもりなのだろうが、ディベートでは言い負かしたかもしれないが、勝負では知事の負けだろう。
今、産経で橋下知事の生い立ちの連載の第3部をやっているが、山っ気丸出し、金にガツガツしていた弁護士1年生の時のエピソードが載っていて面白い。ノウハウを盗むために弁護士事務所に入るが、盗むだけ盗んだらポイ。面倒をみた先輩弁護士は、一様に橋下のことをボロクソに言う。自己中心、他人を平気で利用するという彼の本質がよく出ている話だと思って読んだ。
by tosahiro-k
| 2008-10-28 00:25
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