麻生首相来高 |
麻生首相を交えたトークでは学生が、「九州と四国に海底トンネルを掘って新幹線を」という第二国土軸を意識したようなとんでもなく時代錯誤な問いかけ(これに答えて麻生氏が高速道路のほうがいいのではと言い、知事が8の字ルートの完成をと訴えるミエミエの展開)や、「首相の素晴らしい話を聞いて任期一杯頑張ってほしいと思った」と、首相自らでさえ「やらせだね」というような歯の浮くような発言に終始した。
「チェンジ」を合言葉に麻生首相を呼ぶとはブラックジョークとしか思えない。口はよくまわるが、大学生らしい知的なものを感じることはできなかった。
麻生首相は、終始ゴキゲンで、小沢続投で気が楽になったのか、話には余裕があった。結果的には自民党のPRイベントでしかなかったわけだが、動員は「私服」でくることを徹底していたのだろう、当初から熱心にPRしていたT野県議がGパン姿で会場を動き回っていたし、自民党県議、自民高知市議、公明高知市議、県や高知の部長や副市長などなどそうそうたるメンバーが、「私服」で目立たないようにいるのが見えた。
ダラダラと2時間もやったので、コートも着られない壇上の知事や市長は寒くなかっただろうか。ご苦労ではあった。
それにしてもあの大規模なイベントの資金が協賛企業の広告だけでまかなえているとも思えないのだが、金の出所はどうなっているのだろうか。写真は上機嫌で登場した麻生首相(3月28日、高知市中央公園)
